ChatGPTやClaudeとブラウザ上で会話するだけの日々に、どこか物足りなさを感じていませんか?「ファイルの整理を代わりにやってほしい」「ブラウザで自動的に調べてまとめておいてほしい」――そんな願いを実現してくれるのが、自律型AIエージェント「OpenClaw」です。
OpenClawは、自分のPC(ローカル環境)上で動作し、OSの操作やブラウザの自動化、さらには各種メッセージアプリとの連携まで行える「手足を持つAI」です。本記事では、Windows 11のPowerShellを使って、最短手順でこの強力な相棒をインストールする方法を解説します。
- プライバシー:思考プロセスやログを自分のPC内に保持できる
- 自律実行:指示ひとつで、AIが自ら考えながらタスクを完遂する
- 拡張性:WhatsAppやDiscord、Slackから自分のAIを呼び出せる
1. 事前準備:必要なものを確認する
インストールをスムーズに進めるために、以下の3つのツールが最新の状態になっているか確認してください。いずれもコマンドプロンプトやPowerShellからインストールできます。
- Node.js(v22.16以上、推奨はv24):実行環境の基盤となります。
- Git:最新のプログラムを取得するために必要です。
- APIキー:OpenAI、Anthropic、またはGoogleのAPIキーをいずれか用意してください。
※Ollamaを使ったフルローカル運用も可能ですが、最初はクラウドLLMを使う方が安定して動作します。
2. インストール(PowerShell推奨)
Windows 11であれば、公式が提供するインストーラーを使うのが最も確実な方法です。PowerShellを「管理者として実行」し、以下のコマンドを貼り付けて実行してください。
iwr -useb https://openclaw.ai/install.ps1 | iex
このスクリプトは、Node.jsのバージョン確認から環境設定まで自動で処理してくれます。コマンドプロンプトを好む方は、WSL(Windows Subsystem for Linux)経由で実行することもできますが、Windowsネイティブ環境で動かすにはPowerShellが最適です。
3. 初期セットアップ
インストールが完了したら、AIの動作モデルや使用するLLMを設定します。以下のコマンドを実行してください。
openclaw onboard --install-daemon
対話形式のウィザードが起動します。以下の手順に沿って設定を進めてください。
- Model Providerの選択:OpenAIやAnthropicなど、用意したAPIキーに対応するプロバイダーを選択します。
- APIキーの入力:画面の指示に従ってキーを入力します。
- Gatewayのインストール:常駐サービスとして起動するかどうか確認されるので、「Yes」を選ぶことを推奨します。
4. 動作確認とダッシュボードの起動
設定が完了したら、正常に動作しているか確認しましょう。OpenClawはWebブラウザベースの管理画面を備えています。
# ゲートウェイの状態を確認する
openclaw gateway status
# ダッシュボードを開く
openclaw dashboard
ブラウザで管理画面が表示されれば成功です。ここからエージェントに「今日のニュースを要約してファイルに保存して」といった指示を出すことができます。
【注意】Windows環境でよくあるトラブルと対処法
スクリプトの実行権限エラーが発生する場合
PowerShellで install.ps1 を実行しようとした際に、「このシステムではスクリプトの実行が無効になっています」というエラーが表示されることがあります。その場合は、以下のコマンドで一時的に実行ポリシーを変更してください。
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
Node.jsのバージョンに関するエラーが発生する場合
古いバージョンのNode.jsがインストールされていると、エラーが発生することがあります。node -v でバージョンを確認し、古い場合は winget install OpenJS.Nodejs.LTS を実行してアップデートしてください。
※本記事は2026年5月時点の情報をもとに構成しています。
最新情報は OpenClaw公式サイト をご確認ください。
